ミ:「先輩、どうしたんですか?」
部:「…なんか、急に淋しくなりまして」
ミ:「それで我が家へ?」
ミナミママ:「いらっしゃいませ〜。あ、いつもミナミがお世話になってます〜」
部:「いえいえ、こちらこそ」
ミ:「で、なんできたの?」
部:「うちに居たら、なんか淋しくなっちゃったんだよね」
ミ:「…人恋しいんですか?」
部:「なんかね、1人でつつく鍋は寂しくてねぇ」
ミナミママ:「立ち話もなんですからね、ささ」
ミ:「先輩がうちに来るのは初めてですよね」
部:「そう…だね」
ミ:「いつも先輩は何かあるとすぐ私を頼るからねえ」
ミナミママ:「頼られることはいいんじゃないの、それだけ信頼されているいい証拠じゃない」
部:「…ほかに頼る人がいないんですよねえ」
ミ:「でも、私が居るからそれでいいんじゃないの?」
部:「…うん」
ミナミママ:「もうちょっとリラックスしてくださいな。はい、ミルクティー」
部:「ありがとうございます」
ミ:「あ、先輩が笑った」
部:「結構、元気になったかも」
ミ:「よかった〜」
ミナミママ:「今日はどうされます?もう遅いですし…」
ミ:「泊まってけば?ただし、別の部屋でね」
部:「じゃあお言葉に甘えさせていただいて…」
ミナミママ:「ミナミ、布団敷いてあげなさい」
ミ:「はーい」
部:「ご迷惑じゃないですか?」
ミナミママ:「うちの夫が失踪してはや10年。うちのミナミもこんなに育ったわけですよ。ご存知のように、私は社長業もやっているからなかなかミナミと一緒にいる時間が少なくてねえ」
部:「でも、やっぱり母がしっかりしていると、子供もしっかり育つもんですよ。あまり厳しすぎるとぐれちゃうけれど」
ミナミママ:「…ところで、うちのミナミとは順調?」
部:「どういう意味です?」
ミナミママ:「ミナミを頼ってくるくらいだから、これからもずっと恋愛関係なんでしょ?」
部:「知ったたんですか?」
ミナミママ:「当たり前でしょ。それを知らなきゃ泊めませんよ、普通」
部:「私はですね、ミナミちゃんを最大にして最良の相方…パートナーだと思っています。私とミナミちゃんが別々にいるよりは、二人が一緒に居たほうがお互いの力を発揮出来るような気がします」
ミナミママ:「…二人一緒に、ね…」
部:「個人的には、ミナミちゃんといるときのほうが安心出来るんです。なんか居ないと淋しくて。あまり束縛しちゃいけないと思うから、気をつけているんですけれどね」
ミナミママ:「そう…」
ミ:「何話していたんですか?」
部:「え、ちょっとね」
ミ:「先輩はあそこの部屋ですからね。間違っても私の部屋に来ないでねっ」
部:「はーい。それでは、お休みさせていただきます」
ミ&ママ:「おやすみなさい」
ミナミママ:「…あの子、なかなかいい人じゃない」
ミ:「えっ?」
ミナミママ:「ミナミちゃんのことを一番大事にしてくれる人だと思うよ、きっと」
ミ:「うん…。私はさ、うちに帰ってくるとママが居るじゃない。だけどさあ、先輩はいま一人暮らしだからね。下手をするとうちで泣いているんじゃないかな、ってずっと心配だったし」
ミナミママ:「結構淋しがりやなんだ…」
ミ:「きっと、ね」

〜〜〜
…新キャラ登場!…ってもう11時ですよ。寝なきゃ。
ミナミママを登場させてみました。なんとなく、たまにはこういう夜もいいんじゃないですかね。でも、社長業をやっている割には警備が甘い…?物騒な世の中ですし、セコムを入れてあげましょうね。

…寒いですよ。こういうときくらい心はあったかくしなきゃね。ということで、今日は最後も会話風でしめます。それでは。

〜〜〜
部:「あ、ミナミちゃん」
ミ:「寒くない?」
部:「うちの煎餅布団と比べると雲泥の差ですよ」
ミ:「このまま、やっぱり一緒に居たいなあ」
部:「さっきまでは私の部屋に来ないでね、とか言っていたくせに」
ミ:「先輩の事考えたら、そばにいてあげるのがいいのかなあ、なんて思ったわけ」
部:「でも、ミナミちゃんが居るとホント、安心する」
ミ:「そういっていただいて光栄です。…でも何も出ませんよ」
部:「何も出なくていい。これからもよろしくね」
ミ:「よろしく」