折角なので、新コーナー立ち上げ。

私の趣味ジャンルをざっくり区別すると、「鉄道」「ラジオ」「演劇&声優」の3ジャンルから成り立っております。見事なまでにファンタジスタな組み合わせ。
その私の趣味ジャンルから、観劇日記を新設しようと思ったのが今回の「思いつき企画」。
もっとも、コーナータイトル「演劇、かんげきっ!」は、2003年くらいからずっと使っています。かんげきはもちろん、「観劇」と「感激」をかけてますよ。…ええ。

さて、今年に入ってから、2月には劇団DMFさんの「ピューパルメモリ」を観劇しましたが、それに続く第2弾が、今日見た舞台「金鶏郷に死出虫は嗤う」なのです。

そのお話を、少し。
別の記事でもかきましたが、「第7回北区内田康夫ミステリー文学賞授賞式・記念イベント」が王子の北とぴあで行なわれ、その中の記念イベントとして第6回の受賞作品「金鶏郷に死出虫は嗤う」の演劇化・上演だったわけです。そして、その白羽の矢がたったのが、劇団虎のこの皆さんだった、というわけで。

劇団虎のこさんの舞台は、昨年7月に上演されていた「サムリーマント音記号」以来だったのですが、そんなにご無沙汰感もなかった私。

話の流れを説明しようとしたら、うん、役名がほぼ入っていないことに気づいた(滝汗)。これ、どうしましょうか(苦笑)。とりあえず、主人公は西慶子さん演じる30代の「負け犬」の女性と、祖父江唯さん演じる、同級生で「成功を収めた」女性がベースになるお話。
「ドッグラン建設に絡んで起きたと見られる犬の毒殺事件から、物語が始まる」
祖父江さんの子供が杇木正伸さん、西さんのめいの役が菊池麻利子さん。そのほか、西さんと同級生でバツイチの女性(セレブになりたい女性)の役に皆福百合子さん、西さんと同じところにつとめる「メガネっ娘」の司書(?)さん&刑事さんに米津誌穂さん、ニュースキャスター役が貝藤菜穂子さん、ドッグランにつとめる獣医が村岡大輔さん。祖父江さんの父親役が吉川裕朋さん。大事なところで突っ込み損ねる刑事役が向井康起さん。
そして、西さんの母が相橋愛子さん。
(ほか、小さい役で一人2役程度をこなしていました。犬は…誰だったんだ?)

名前はフルネームがほぼ全員出てきましたよ(笑)。

感想をいうと、虎のこさんの演出が見事だったなあ、と。
サムリーマンとそのあとのレビューカンパニーサルメさんの公演を続けてみていたせいかもしれないのですが、私の中では虎のこさんの舞台の空気が結構好きなことに気づきました。今日改めて。
つい笑いたくなるような小ネタを仕掛けてあったり、でもシリアスな箇所はしっかりみせてくれますし。1回限りの上演、というのもあって、皆さん気合が入っていたんじゃないかなあ、と。
すごく個人的には、米津さんのキャラが結構良かったかなあ(笑)。あと、相橋さんの母親役がなんかハマってた気もする(本人聞いたら怒るかなあ?)。でも、やっぱりここの劇団はキャラクターの個性がうまく光るような役の当て方をするなあ、と思いました。それぞれの持つキャラクターが生かされるような位置にキャラクターがいる。
1時間半くらいの長さでしたが、退屈することもなく、ぐいぐい引き込まれていくような感覚がありました。さすが、虎のこさんですよ。

以下、サムリーマント音記号を見てないと分かんないネタですが、
・朽木さんと菊池さんが一緒のシーンだとつい「第1部」がオーバーラップしまして(笑)。
・だってさ、菊池さんの衣装がサムリーマンのときと酷似してるんだもん(笑)。
・朽木さんの小学生キャラが妙に似合うのもねえ(笑)
・最初のシーンの米津さん登場のシーン、一瞬皆福さんに見えた(苦笑)。
・貝藤さんのニュースキャスター、一瞬「裏があるんじゃないか」と思った(笑)
などなど。うん、未だに刷り込まれてたなあ、サムリーマント音記号の時の記憶が。

ということで、記念すべき第1回が劇団虎のこさんでした。
不思議なもんで、いろんなつながりがあって今日ここにいるんだよなあ、と演劇に関しては感じたりします。あのときに演劇に興味を持たなかったらいないだろうし、このタイミングでつながりがなかったらやっぱり知らないままだったろうなあ、とか。

そういう意味では、「ご縁があった」のかもしれませんね。
今後も楽しみな劇団なのでございます。

次の観劇予定は未定ですが(おそらく5月のはず)、次回もお楽しみに。