そんなわけで、思いつきでSchoolDays全12話を二日かけてみましたよ。
いやぁ、なんてーの、「誠氏ね」発言できないや、あれ。あまりにもあんまりで。そんな簡単な言葉で終わらせていいもんかと思ったもん。ちなみに、「まだ見てないけどネタバレやだ」って人は見ないでね。

あのね、ちょうどSchoolDays第12話の放送中止が決まったニュースは見た記憶があって(2007年の9月末くらい)、そのときは「残虐なお話をよー作ったねぇ」としか思わなかったの。まあ、それから時が経ちまして、いろんな条件が重なり、「見なきゃならんだろう」ということになったので見たんですよ。

いくつかお話のターニングポイントってあると思うんだけど、話の中で重要な鍵を握ってるなあ、と思うのが、西園寺世界さんかなあ、と。
結果、誠を巡っていろんな人が「自分に気を引かせようとする」のに対して、誠が「その場の気分」で対応していくもんだから、かなり問題になっていく訳ですよ。誠君、中途半端にモテるからねえ。きっと、私みたくモテなかったら、殺されずに済んだと思うぞ(笑)。
まあ、決定的なのは「言葉さま」「世界さん」との三角関係でしょう。エンディング曲の「ワルツ」がまあ染みる染みる。

あれだよね、これ、どうしてもオチを語らないと気が済まなくなっちゃったんだけど、アニメを見るまでは「世界さんが殺されるシーン」が怖いと思ってたのね。ところが、いざ見てみると、一番印象的(ショッキング)だったのは「世界さんが殺すシーン」だったの。
結局、言葉=誠というカップリングになった結果、一人残されてしまった世界さんが、衝動的になって誠を殺してしまうシーン。
1話から、世界さんの動きを見ていて(そこに感情移入していて)、あの行動に走ってしまう姿を見ていると、あまりにも切なすぎるのですよ。「あの状況をなんとかできんかったのか」と。

案外残りますよ、あのアニメは。
(見たのが土曜日深夜、この原稿は月曜から火曜日にかけて書いていますが、あのシーンが一番悲しすぎて。アニメの世界の中にいたら、止めにかかりたくなる感じ)

そんな状況なもんで、非常に「空気が淀んで」おります。忘れてたもん、「Gift」見るの(爆)。

…ね、私は世界さんに恋をしたのかしら(笑)。
その表現があながち間違いじゃないから、よけいあの世界さんのメッタ刺しが見ていてつらい。
…今の私なら、なんとかできるかもしれないけど、高校のときの私は、もしかするとあの誠みたいなことになっていないとも言えないしなあ…。それ考えると、単純に誠を責められないし。

…そんなわけで、3年前のアニメを引っ張りだしてみた訳ですが、今の私はメッタ刺しがトラウマになっている状態なのでした。頼むよぉ。